実績紹介
ガムテープで作られたロゴの制作過程をご紹介

WEB事業部 ロゴ制作の話

こんにちは。今日はWEB事業部のロゴがどのように出来たのかをご紹介します。

実はこのロゴ、佐藤修悦さんという現役の警備員さんに、ガムテープで作ってもらいました。

そうなんです。あの「ガムテープ」です。

佐藤修悦さんは、JR新宿駅や日暮里駅の工事現場で話題となった「ガムテープなのにスタイリッシュな案内標識」のあの方です。TVなどでも紹介されていたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

煮詰まった企画会議の末に、この突飛なアイディアが出た時は「面白いね~」なんて、ひと盛り上がりしましたが、いざ実行しようとすると腰が引けました。

なんせ、通常の制作方法とはまったく違う取組みなので・・・。

そこで、ひとまずアイディアを検証。

(1)ターゲット層との親和性

「工事現場」⇒「建設現場」⇒「ゼネコンさん」⇒「デベロッパーさん」という事で、「私たちのお客様」に近い場所で話題のフォントである。 ちょっと無理やりですが、親近感を持っていただけるのではないかと考えました。

(2)デザインの観点

出来上がった文字は独特の丸みと、統一されたラインで構成されていて、ネットでも話題になるほどの仕上がり。毎回、手作りなので唯一無二であり、印象に残るロゴができそうな予感がしました。

(3)プロモーションの観点

当初から、名刺交換をした方に当WEBサイトに来てもらいたいというオモイがあり、名刺にはロゴとURLを記載する予定でした。そこに、このロゴがあれば、「実はこのロゴ、ガムテープで作りまして・・・」というちょっとした会話が生まれるだろうと・・・。さらに、「このURLのWEBサイトで制作過程を掲載してますよ」なんて展開ができるのでは?という仮説が立ちました。

(4)実現性の観点

コスト感も不明だし、対応していただけるのかもわからない・・・

 

 

通常、この辺で、費用やスケジュールの調整が読めないので「ぽしゃる」という事が多いのですが、ここがウチの会社の良いところでもありまして、「とりあえず、調べてみよー!」という運びに。

あれやこれやとネットで調べたり、電話で問合せたりしているうちに、思いが通じたのか、佐藤修悦さんご本人とお話しをすることが出来ました!

お電話でお話しをしてみると、なんだか、とっても「いい人」で、突然のロゴ制作のご相談にも関わらず、ご快諾いただけました。

佐藤修悦さんが会社まで来てくれました

夜勤シフト明けにもかかわらず、わざわざ会社まで来ていただけました。

電話での印象どおり、やさしい雰囲気の方です。

そして、前歯が無いのが印象的です・・・

なんと!事前に練習をしてくれたとの事で、サンプルをお持ちいただけました。

佐藤さん:「これは面長バージョンです。」

つなぐ一同:「おぉ~、いいですね~」「かわいい~」

 

もうこれが納品物でも良いのではと思いつつも、そんな訳にもいかないので、さっそくロゴの制作に入ってもらいました

さっそく、ロゴ作りのスタートです。

ガムテープで作るのでわりと適当なのかと思いきや、きちっと計測して、1文字あたりのサイズを計算しています。

そして、定規で測って、印をつけます。

黒のガムテープで枠組みをとって、文字のサイズを揃える下準備をしていきます。

 

つなぐ:「こうやって作るんですねー」
佐藤さん:「最初は、目分量だったけどね。だんだん、文字が曲がっているのが、気になるようになってさ。」

つなぐ:「なるほどー。もう職人ですね。」

そして、どんどんガムテープを貼っていきます。

つなぐ:「ガムテープだらけで、まだ、なんだかわからないですねー」
佐藤さん:「自分でもどんな文字が出てくるのか、楽しみながらやってるんだよ。」
つなぐ:「へー」

ちょっとづつ余分な線をカットしていきます。

つなぐ:「結構大変な作業ですね」
佐藤さん:「作ってるときは、楽しいから時間が経つのを忘れちゃうんだー。」

徐々に、文字が出てきました。

つなぐ:「やっぱり、デザインとか勉強されてたんですか?」
佐藤さん:「やってない、やってない。この顔でその質問は無いでしょー(笑)。」

仕上げに、角を丸くしていきます。

 

つなぐ:「なんで角を丸くするようにしたのですか?」

佐藤さん:「通行中の方のストレスをなるべく和らげたくて、試行錯誤した結果ですよ。」「もはや、修悦体には欠かせない作業になりました(笑)」
つなぐ:「なるほどー」

そして、作業開始からおよそ3時間・・・

 

ついに、「事業部」の文字が出来上がりました!

 

つなぐ:「おぉ~!いいですね~」

面長版と違って、なんとなく安定感が出ました。

 

そして、「 WEB 」の文字は少し太めに作ってもらって・・・

およそ30分ほどの作業で・・・

 

 

 

とうとう完成いたしました。

 

「伝える」という事について

今回、佐藤修悦さんの「創る」姿を見て、いろいろと刺激を受けました。
ここからは、私の勝手な解釈なので、佐藤修悦さんに怒られるかもしれませんが、こんな風に思いました。

工事現場を通る人が感じる「不安」や「イライラ」に対して、真摯に考えて導き出した答えが「ガムテープを使った案内板」で「伝える」という事でした。

 

  • よく聞かれる事にフォーカスして、シンプルに分かり易く伝える。
  • 遠くからでも見える視認性の高い文字で、正しい方向に誘導する。
  • フォントを丸くして、やさしく伝える。
  • なによりも作ることを楽しんでいる。

 

我々、「 WEB事業部 」も佐藤修悦さんに見習うことが多いなと感じました。

私たちの仕事の一つであるWEBサイトの制作は、「クライアントがお客様に知ってもらいたい事を伝える」ことのお手伝いです。 クライアントのお客様が何を求めているのか、どう伝えるのが最適なのかを突き詰めて考えることが必要だと、あらためて思いました。

佐藤修悦さんがガムテープを使い始めた様に、柔軟な発想で解決策を模索し、時には遊び心を持ち寄り、楽しみつつも、こだわりを持って制作をしたいと思います。